お掃除テクニックお掃除のプロが教える、引越しの「お部屋退去」掃除術お掃除テクニック
引越しは、これまで住んでいた場所での暮らしに区切りをつけて新たな環境での生活をスタートさせる節目となります。
家族で引越しをする方、単身で引越しをする方など形は様々ですが、引越し前後の数週間は、住民票の異動や電気・ガス・水道といったライフラインの手続き、家財の整理や荷造りなどに追われて慌ただしく過ごす人が多いのではないでしょうか。
さらに、引越し費用や家具、家電の買い替えなど、何かと出費もかさんでしまいます。
そこで忘れてはいけないのが退去時のお部屋の掃除。退去時の部屋の汚れ具合によっては、敷金からの大きなマイナス対象となってしまうこともあるようです。
退去した後に部屋に掃除に戻るのは移動時間もかかり大変なので、できれば引越す前にキレイにしておきたいですよね。そこで、ハウスクリーニングのプロの視点から特に注意すべき箇所と掃除方法をご紹介いたします。
退去時にチェックすべきお掃除ポイント
キッチン・水まわり
シンクまわりや換気扇などの気になる部分の汚れはなるべく取っておきましょう。
<チェックポイント>
シンク周りの汚れは落としたか。
シンク下や棚の中に包丁や箸などの処分を忘れていないか。
排水口のゴミがそのままになっていないか。
換気扇・レンジフード・ガスレンジなどは、油をある程度拭き取ってあるか。
磁石や両面テープで後付けした、タオル掛けやキッチンペーパーホルダー、吊り戸棚に敷いたシート等は、全て外して入居時の状態に戻しているか。
浴室まわり
<チェックポイント>
洗剤や備品など忘れ物はないか
お風呂の蓋は元からあった物か、自分で購入したのならば廃棄を忘れずに
浴室内の目立つ箇所のカビ取り
※お風呂のカビ取り掃除の注意点
■ゴーグルなど装着がのぞましい
■必ずゴム手袋を装着しましょう
■しっかり換気しましょう
掃除のコツ
シンクは白いもやもやで汚れている場合がありますが、お酢やクエン酸の希釈液を使用してスポンジ等で洗浄することで、キレイになります。シンクまわり、特に蛇口まわりはピカピカにすることで全体がキレイに感じられますので、化学繊維の古着の切れ端などで擦ってピカピカにしましょう。
各パーツの分解クリーニングまでは難しいですが、表面の油などは重曹水や市販の洗剤を使用しお掃除をしておくと、キレイな印象になります。
また、換気扇はフィルターを外し、食器用の中性洗剤とスポンジで擦って油汚れをある程度除去し、フード全体を雑巾で拭きます。両面テープで張り付けたタオル掛けや、キッチンの戸棚に敷いたマット類もキレイに外して処分しておきましょう。
その他にも、棚の中に調味料など物を残っていると、処分のために料金が発生しますのできちんと事前に処分しましょう。