換気扇・レンジフード

作業スペースの床やコンロ周りに汚れが飛散しないように養生作業を行います。
奥様の使う事が多いキッチンスペースを汚さないよう配慮をしての作業となります。
ガスコンロ周りにも養生シートを被せることでレンジフード内部からの油汚れの予防にもなります。
※持参する脚立を使用させて頂きますので床周りに小物類がある際は事前に移動のご協力をお願いします。

壁面パネルにも汚れが飛散しないように壁面養生を行います。
「養生」は、作業を行う箇所以外への塗料や汚れの付着を防ぐための大切な工程です。
使用するマスカーは、マスキングテープと養生シート（ポリシート）を一体化させた養生資材です。壁面に設置されている小物などがありましたら事前に移動のご協力をお願いします。

分解前には動作確認を行わせていただき、異音や不具合がないか確認をします。
動作の確認後にレンジフードカバー、整流板、スロットルフィルター、照明カバー、油受けなどを分解して取り外していきます。 外したパーツ類はまとめておき、漬け込み洗浄となります。 設置状況や周囲を確認しながら慎重に手際よく作業をすすめます。

取り外したレンジフードカバーや整流板は表面だけでなく裏側にも油汚れが溜まっています。カバー表面の塗装が傷まないように慎重にすみずみまでしっかりと清掃していきます。
モーター部分とつながっている電源コネクター周りにも油汚れが多いので丁寧に作業をします。※外国製の特殊なレンジフードの際は事前にご相談を頂けると助かります。

ねじ類を外しながらレンジフード内部のベルマウスやシロッコファンを取り外します。
※タイプにより取り外し方が異なりますのでプロの技術が光ります。
レンジフードのお掃除は毎日お料理をする方で1～2年に一度の清掃をお勧めします。内部の汚れを防止するのに有効な「換気扇フィルター」もおススメです。

それぞれ分解した各パーツ類は専用洗浄剤を配合した容器内にて漬け込み洗浄を行い汚れを分解していきます。 ※ポイントは漬け込み洗浄する事で汚れを浮かせて柔らかくする事です。
漬け込み洗浄をする際には適した液材の調合を行うことで素材を傷めずに汚れだけを取り除くことが可能になります。※苛性ソーダなどは素材をやいてしまったり傷めることがありますので当社では使用いたしません。

シロッコファンは、縦長の羽根が何枚も筒状に取り付けられた形状のため、油汚れやホコリなどが付着しやすい特徴があります。 分解しないと見ることの出来ないドラムの内部の油だまりも見逃さずに専用道具を使用して清掃をしていきます。 内部の汚れが酷くなってくると、レンジフードの使用の際に「弱」で吸い込めるものが「中」にしないと吸い込めなくなったり、「中」で吸い込めるものが「強」にしないと吸い込めないといったことが起きてきます。

漬け込み後に取り出して、汚れを細かく見ながら専用の道具を使用して汚れを洗浄していきます。 シロッコファン周りには、つまみねじやファンを固定するスピンナー、ベルマウス、オイルキャッチャーなど多様です。 ※用途に合わせた専用のブラシやケレンなどプロならではの経験が活きてきます。 プロペラ式の他にもシロッコファンには様々なタイプがありますので設備に合わせた清掃方法でファンに固着した汚れをしっかりと除去する経験が必要です。

すべてのパーツ類を洗浄後、しっかりとすすぎ洗いをしてから組立作業を行います。
細かいパーツなどに洗い残しが無いかしっかりと目視確認をして、手で触りベタつきなどが無いか確認をしていきます。
※組立ての順番は分解した際の手順を逆に行っていきます。

取付時には弱→中→強それぞれのボタンで動作確認を行います。
また、作動時に異音やフードカバーにグラつきなどがないか確認を行います。
照明器具などの電気系統も点灯確認など行いフィルター類も取り付けます。

レンジフード外装の仕上げ拭き清掃をして除菌仕上げを行い完了します。
動作確認を含めてお客様に仕上がりの確認をして頂き完了となります。
当日の作業内容に関してのご質問などありましたらスタッフにお聞きください。
作業時間は一般的な設備、汚れの状況で1時間30分～2時間が目安となります。