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中野区の歴史

• 1603年の江戸幕府の開府の際、江戸城建築のため青梅から石灰を運ぶために青梅街道が開かれ、この地に
  中野宿が設けられて区の礎となりました。江戸中期以降には、多摩地域からの物資の集積地としてさらに
  成長する一方、畑作を中心とした農業も発展していきました。幕末には製粉業、味噌・醤油などの醸造業が
  盛んになり、江戸町民の食糧消費を支える重要な役割を果たしていきました。
  また、5代将軍徳川綱吉の時代には、「生類憐みの令」によって、江戸の野犬を収容するための囲いが作られ、
  28万坪に及ぶ広大な敷地に8万頭以上の犬が収容されたと伝えられています。
  明治期には鉄道の整備により都心からの人口流入が増加し、1923年の関東大震災以降は宅地化が進みました。
  1932年に中野区が誕生して以降、戦後の復興も目ざましく、都心に隣接した利便性の良いベッドタウンとして
  現在に至っています。